口内が不衛生な状態になっていると、細菌が歯垢(プラーク)と呼ばれる塊になり、酸や毒素を出します。
これによって歯が溶けてしまうのがむし歯です。むし歯は、その進行度合いによって5つの段階に分かれており、初期の状態であれば毎日しっかりと歯磨きをすることで自然と治っていきます。
しかし、治療が遅れると歯の内部まで菌に侵されていき、最終的には神経までやられてしまい、場合によっては歯を抜かなければなりません。毎日の正しい歯磨きと歯科医院での定期的なクリーニングで、むし歯にならない健康な歯を保つようにしましょう。
しかし、治療が遅れると歯の内部まで菌に侵されていき、最終的には神経までやられてしまい、場合によっては歯を抜かなければなりません。
毎日の正しい歯磨きと歯科医院での定期的なクリーニングで、むし歯にならない健康な歯を保つようにしましょう。
注射時の痛みを軽減するため、歯茎に麻酔薬を塗る表面麻酔を行います。これにより、注射針が刺さる際の痛みを抑えられます。
冷たい麻酔薬は痛みを感じやすいため、体温程度(約37℃)に温めてから注射します。温めることで、注射液が入る感覚を和らげます。
手動注射は圧力のムラで痛みを感じることがありますが、電動麻酔注射器は一定の速度と圧力で注入でき、痛みを軽減します。
MTAセメントを使えば、虫歯が歯髄まで達しても神経が生きている場合、神経を保存できる治療が可能です。封鎖性・殺菌性に優れ、感染部分を除去後にMTAセメントを使って補綴治療を行い、神経を残したまま治療します。
封鎖性・殺菌性に優れ、感染部分を除去後にMTAセメントを使って補綴治療を行い、神経を残したまま治療します。
治療前に痛みがある場合、神経を残せない可能性が高くなります。また、治療後に時間が経ってから痛みが出た場合も、神経を除去する必要があります。
MTAセメントによる神経保護にはリスクがあり、適応かどうかは虫歯の進行具合を確認して判断します。削った後に適応外と判断される場合は、抜髄が必要になることがあります。
虫歯を削り、銀歯を詰めたり被せたりした後、時間が経つと銀歯と歯の隙間から虫歯菌が侵入し、再び虫歯ができる可能性があります。これは歯磨きだけでは完全に防ぐことができません。
特に神経を取った歯は要注意です。神経がないため痛みを感じず、虫歯が気づかないうちに進行する恐れがあります。
そんな時には・・・銀歯から精度の高い補綴物に変える!
歯と歯の間を清掃していない方は、虫歯ができている可能性があります。初期段階では症状が出にくく、気づいた時にはインレー(詰め物)での治療が必要になることが多いです。
そんな時には・・・歯間ブラシ、フロスの使用、定期検診を受ける
これは「虫歯になりかけ」の状態です。
症状や穴がまだないため、フッ素を塗って歯にミネラルを補給し、削らず「自然治癒」を目指すのが理想的です。
歯の表面のエナメル質が少し溶けた状態で、まだ痛みはありません。
治療では虫歯部分を削り、インレー(詰め物)を詰めます。また、コンポジットレジン(CR)というプラスチックを詰める方法もあります。
虫歯が象牙質まで進行すると、甘いものや冷たいものが染みる等の痛みを感じます。
治療では虫歯部分を削り、インレー(詰め物)を詰めます。虫歯が大きい場合は、クラウン(被せ物)で補います。
虫歯が歯髄(神経)まで進行すると、何もしなくても激しい痛みを感じます。
この段階では神経を取り除き、クラウンを被せる治療が必要です。治療期間は1か月以上かかることが多いです。
神経が死んでしまうと痛みは一時的に軽減しますが、虫歯菌が血管を通じて心臓病や腎臓病を引き起こす可能性があります。さらに、歯周炎を併発すると再び激しい痛みに変わることもあります。多くの場合は抜歯することになります。